便器の黒ずみ・カビ・尿石・水垢を除去
今回のご依頼内容
便器を半年ほど放っておいたら汚くなってしまった…との事でした。そうですね、半年何もしなければ汚れます。便器だけ奇麗にしていただけたらという事で、今回は便器の清掃になります。
エリア:熊本県熊本市中央区
プラン:ライトプラン
作業時間:30分
作業内容:トイレ便器の清掃
便器の汚れに注意
さっと見た感じではカビが目立ちます。これは恐らくタンク内がカビまみれなのでしょう。
ただ、今回は便器のみという事なので、ひたすら便器を奇麗に仕上げようと思います。
トイレ内の汚れを甘く見てはいけない
昔、飲食業を営む方に言われた言葉なのですが、今となってはよく理解できます。
(クリックまたはタップで拡大できます)
確かにトイレはウィルスや細菌などの温床になりやすい環境が整っています。
トイレでの新型コロナウィルス感染が懸念されたり、その他も感染症のリスクは非常に高いです。
ユニセフと世界保健機関の共同報告書では、2019年時での世界において屋外排泄(トイレが利用できない)している人の割合が約9%近い(76.84億人中6.73億人)という事です。世界の約11人に1人の割合と考えたら、どれだけ多くの人々がそのような環境で生きているのか、想像に難くありません。このような地域では、命の危険につながる感染症も問題になっています。
日本は安全な衛生管理のおかげでこのようなリスクが低減されてますが、決して私たちの排泄物がクリーンになったわけではありません。排泄物にノロウィルスなどが含まれていれば、感染リスクは十分にあるという事です。
シリカとカルシウム
カビは比較的すんなり取れるのですが、
尿石と水垢
これらは場合によってとても厄介です。基本的に酸性洗剤を使って洗浄していくわけですが、一般的に市販されている酸性洗剤で落ちるのは、
カルシウムスケール
スケールとは、簡単に説明すると「水中のミネラル分が結晶化したもの」です。
カルシウムと違って厄介なのが、
シリカスケール
こちらは主にガラス成分(二酸化ケイ素)となり非常に頑固です。厄介なシリカスケールの除去に絶大な効果が期待できる薬品は限られています。
今回は比較的に軽度な汚れなので、数工程かけて地道に仕上げました。
(作業前と作業後の写真)
清掃終了後はお客様に確認していただきます。
「まあ♪」
よろこんでいただけました。
これにて作業完了です。
トイレの場合、清掃はもちろんのこと、使用後のケアも大切です。
触れた部分や自身の手をアルコール消毒、十分な換気など、細菌やウィルスの感染予防も心がけましょう!