キッチン水栓の水垢汚れを除去

今回のご依頼内容

水栓についた水垢と錆
水栓と水切りの頑固な水垢

キッチンの水栓(蛇口)と水切り部分に水垢がこびりついてしまってお困りのようです。シンクや天板の一部はこまめに清掃していたが、水栓と水切り部分の汚れは見落としていたとのこと。気づいた時には既に頑固な水垢汚れとなっていた為、除去に苦労しているようです。

エリア:熊本県玉名市
プラン:ライトプラン
作業時間:50分
作業内容:キッチンの水栓、天板、シンクの水垢を除去


溝の汚れが意外と厄介

今回はキッチンの水栓と水切り部分に重点を置いて清掃していきます。

水栓と水切りの汚れは主に水垢、カビ、錆といった所でしょうか。

清掃しているだけあって、シンクは水栓や水切りよりも全然キレイですね。

シンクと水栓の汚れ

(クリックまたはタップで拡大できます)

水栓のスパウト(水が出るパイプ)部分は意外と簡単に汚れが落ちます。
ただ、カバーナット(スパウトの根本にあるナット)などの溝に入り込んだ水垢はとても取りづらいので、状況に応じてヘラで削り落とす必要があります。

ハンドルのキャップ溝にも水垢やカビがついていたので、取り外して丸洗いしました。

程度の軽い錆は、還元剤または研磨で対処します。

洗剤のあれこれ

今ではお馴染みの「クエン酸」「重曹」「セスキ炭酸ソーダ」「サンポール」などの洗剤、こまめに清掃をする方ならよくご存じの品々ですね。

この中で水垢に効果があるのは、「クエン酸」「サンポール」です。
ただし水垢の主成分が炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムの場合だけです。

「奇麗になったと思たのに、水気が乾いたら白いのが浮き上がってきた…」
このような体験をした方は少なくないと思います。

この白く浮き上がってくる汚れの正体は「シリカスケール」です。こちらは二酸化ケイ素が主成分なので、カルシウムの場合はケイ酸カルシウムが生成されます。ようするに汚れの成分が違うのです。ですから、どれだけやってもクエン酸やサンポール(主成分が塩酸)では落ちないのです。

また、シンクに酸性洗剤を使用する時は、酸焼けに注意が必要です。
漬け置いておく時間の判断が難しく、温度や湿度、酸性度で変わってくるため扱いがとても難しいです。また、ステンレスは塩酸を非常に苦手としていますので、シンクでのサンポール使用は控えた方がよろしいかと思います。

研磨後のコーティング

全体を奇麗にした後、ステンレス部分にコーティングを施しました。

コーティングにはシリコン樹脂系、フッ素樹脂系、ガラス系など色々と種類がありますが、今回は二週間程度の持続効果が期待できるオイル系の簡易的なコーティングです。
今までコーティング剤は使用した事がなく、使用後の違いが知りたいという事で、お試しに体感していただくというニュアンスで施しました。

コーティング後のシンク水栓

水栓に輝きが戻りハンドルも白く澄んでいます。

作業後のお客様確認

作業が終わった後はお客様に確認していただきます。

「あらー、きれい!」

うれしいお言葉です。

作業前と後のシンク水栓
作業前と後のシンク
作業前と後のキッチンシンク

(作業前と作業後の写真)

お客様の確認が済んだので、これで作業完了になります。

コーティングしてあるので、しばらくは水気を弾いてくれます。

お手入れは、弾いた水気をさっと一拭きするだけでOKです。

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