フローリングの洗浄とワックスがけ
今回のご依頼内容
「床がつるつる滑って転倒が心配なので改善していただきたい」というご相談をいただきました。長い間、充分なお手入れが出来ていないとの事です。入念な打ち合わせの末、フローリング洗浄とワックスがけを行う事になりました。
エリア:熊本県熊本市中央区
プラン:スタンダードプラン
作業時間:1時間20分
作業内容:フローリング洗浄とワックス
分かりづらい床の汚れ
畳が主流だった昔に比べると、今はフローリングが当たり前のように普及していますね。
お家の中では裸足、靴下どちらでくつろぐ方が多いのでしょうか。
裸足で生活している方は、床がベタつくと感じる事が多いのではないかと思います。足裏には汗腺が多くあるので、床には絶えず汗がつくことになります。
その他いろいろな汚れと混ざり、不快なベタつきになってしまいます。
(クリックまたはタップで拡大できます)
床がくすんで見える時は、
想像以上に汚れている
と思った方がいいかもしれません。
特にフローリング材の色が暗めのトーンだと、汚れがとても分かりづらくなります。
水分と薬品に注意
慎重に薬品テストを行い素材の状態を確認した後、非常に弱いアルカリ性の洗剤を使って洗浄しました。
長い時間つけておくとシミになる場合があるので、小さな範囲で少しずつ「洗浄、汚水回収、水拭き、乾拭き」と進めて行きます。
フローリングには、単層フローリングと複合フローリングがあり、オイルやロウ、樹脂ワックスなど仕上げ方も様々です。
そして、気をつけなければいけないのが
木材の反り
過剰な水分は反りの原因となります。
もう一つ
薬品による変色
これも注意が必要です。
木材に含まれるタンニンと薬品のアルカリ成分が反応して
黒く変色します
フローリング材の種類や保護膜の状態、劣化具合の確認が大切です。
ワックス前の水気
洗浄し終わったら、水気が残らないようにしっかりと乾燥させます。
溝に水気が残りやすいので、しっかりと拭き取ってから乾燥待ち。
洗剤が残っていたり、拭き上げが不十分だと、ワックスの密着不良などが起きて綺麗に仕上がりません。
乾燥を確認したらワックスがけ。
今回は1枚塗って乾燥した後に、もう一枚ワックスがけしています。
くすんでいた色は、洗浄後にはっきりと鮮明な色に変わりました。
光沢もしっかり出ています。
ワックスを塗った後
樹脂ワックスは基本的に水や薬品に弱いです。
薬品耐性のあるワックスなど様々な種類がありますが、どれも「100%完全に防げる」というものではなく、「比較的に強い」というだけです。手入れをしなくても大丈夫なわけではありません。
水や薬品をこぼしたら、
速やかに拭き上げる。
美観と機能を長持ちさせる為には必要なひと手間となります。
(作業前と作業後の写真)
気になる床の滑りも解消。
お客様に作業後の確認をお願いします。
「色がはっきりして反射してますね!」
喜んでいただけて幸いです。
これにて作業完了です。