5年お手入れなしのエアコンを洗浄

今回のご依頼内容

カビが生えた熱交換器の冷却フィン部分
カビだらけの冷却フィン

エアコン付近の匂いが気になるようで、咳が出ることが多くなった気がするという事です。咳のはっきりした原因はわかりませんが、お電話で状況をお聞きした感じですと、カビが大量に発生しているのは間違いないかなと思いましたので、エアコン洗浄を提案させていただきました。

エリア:熊本県熊本市中央区
プラン:ライトプラン
作業時間:50分
作業内容:エアコンのカビを除去


まずは動作確認

今回は双方の都合でお電話とメールによる打ち合わせのみとなりまして、エアコンがどのような状態か実際に見るのは作業当日となってしまいました。

さっそく動作確認をしながらエアコンの状況を見ると…

ルーバーから見えるカビ

(クリックまたはタップで拡大できます)

ルーバーからカビが見えます。

匂いもけっこうしますね。

ここにカビが発生しているという事は、内部まで全体的にカビが増殖しているのは間違いありません。

ただ、予想していたよりはマシかなといった印象でしょうか。

さっそく分解作業

動作確認も無事に終えたので、作業開始です。

フィルターの埃とパネルの汚れがやや目立ちます。

清掃前のエアコン全体

エアコンを分解すると、パーツ・冷却フィン(熱交換器)・ファンなどのいたる所がカビまみれでした。

特に冷却フィンは全てカビで覆われている状態でしたので、健康に何らかの問題が生じてもおかしくない状況だなと感じました。

エアコン全体のカビ
ドレンパン付近のカビ
冷却フィンのカビ

冷却フィンが大変なことになってますね。

真っ黒です。

これは元がこういう色なのではなく、カビに覆われて黒くなってしまっているのです。

洗浄とすすぎ

冷却フィンとファンに洗浄剤を吹きかけて、しばらく放置している間にパーツ洗浄します。

ある程度の時間が経ったら高圧の水で冷却フィンとファンを丁寧に洗い流します。このすすぎが不十分だと洗剤成分が残り、冷却フィンを痛めてしまいます。

下の写真は、左半分が洗浄後右半分が洗浄していない状態です。

冷却フィンの洗浄前と後を比較

はっきりと境目が出来ているのがわかります。

冷却フィンがけっこう痛んできていますね。エアコンはメンテンナンス次第では15年くらいもつ場合もあるようですが、一般的な寿命は約10年程度が目安でしょうか。経年劣化が激しく相当な年月が経過している場合は、新品に買い替えた方が良い場合が多いです。

半乾きはNG

一通りの作業が終わったところで、全体やパーツの水気チェック。十分に乾いていない状態のパーツを取り付けたままにしておくと、再びカビの発生原因を作ってしまいます。

フィルターは水気が残りやすいので入念にチェック。

乾いたパーツを取り付けたら作業終了です。

洗浄後のドレンパン付近
洗浄後の冷却フィン
洗浄後のエアコン全体

送風の場合は1時間、暖房の場合は30分ほどかけて水分を飛ばし乾燥させます。


お客様に作業終了後の確認をしていただきます。

作業中にカビの匂いをずっと嗅いでいて匂いに鈍感になっているので、お客様にもカビの匂いチェックをお願いしました。

「問題ありません」

という事で、これにて作業完了となります。

エアコン洗浄のサービス案内